ステッキ初心者の不安を解消!使い始めの3日間
はじめてのステッキデビュー:ステッキに慣れるための3日間ガイド
〜安心して使えるようになるまでのステップ〜

歩くときに少し不安を感じるようになってきた…。そんなとき、ステッキはあなたの「第3の足」として、安心感と自信を与えてくれる心強い道具です。けれど、初めて使うとなると「本当に自分に合うの?」「恥ずかしくないかな?」「どう持てば正解?」と戸惑う方も少なくありません。この3日間ガイドは、はじめてステッキを使う方が自然に慣れ、自分のペースで生活に取り入れられるように作られています。
【1日目】ステッキを知り、身体と心の準備を整える
1. ステッキの選び方を再確認
高さの目安:腕を自然に下ろしたとき、ステッキのグリップが手首のあたりに来るのが理想です。
利き手の逆側で持つ:右足が弱い場合は左手に持ちます(逆も同様)。
自分の用途に合ったステッキを選ぶ:室内中心か、屋外の段差も多いかによって適したステッキのタイプが変わります。
2. 家の中で「ステッキを持つ」練習をする
まだ歩かなくてOK。持ち手を握る。手を通すストラップの使い方を確認する
立った姿勢でステッキに少し体重をかけてみる
慣れないうちは腕や肩に力が入りやすいので、「添える」感覚を意識してください。
3. 気持ちの切り替え
「ステッキを持つこと=老化」ではなく、安全に歩ける自由の手段と捉えましょう。
転倒を防ぎ、外出の幅を広げてくれる「あなたの味方」です。
【2日目】室内での歩行にチャレンジ
1. ステッキの基本の使い方を確認
歩く順序はこの順番です:
①ステッキ
②弱いほうの足(痛みがあるほう)
③強いほうの足
これを「リズムを意識してゆっくりと」繰り返します。
ワンポイント:「ステッキと弱い足はセットで動く」ことを意識するとうまくいきます。
2. 家の中の安全を見直す
段差やカーペットのめくれに注意
ステッキが滑らないよう、床に水分や油分がないかチェック
扉の開け閉めは焦らずゆっくりと
3. 鏡で姿勢をチェック
背中が丸まっていないか?ステッキに体を預けすぎていないか?
自然な姿勢で、ステッキは“サポート役”であることを意識しましょう。
【3日目】外での歩行に挑戦
1. 玄関先や庭からスタート
坂道や段差が少ない場所を選びます
足元をよく見ながら、“ゆっくりでいい”という気持ちで
2. ステッキをつく音・周囲の目が気になる?
最初は気になるかもしれませんが、それは新しい靴に慣れるのと同じこと。
数日で自然になりますし、何より安全と安心には代えられません。
3. 疲れたら迷わず休憩
ステッキを使うと慣れない筋肉も使うため、普段より疲れやすいです。
こまめに休憩を取りながら、自分のペースで無理せず進めましょう。
ステッキと仲良くなるためのアドバイス
おしゃれな柄や色を選ぶと「持ちたくなる」気持ちに
慣れればステッキを持たないと不安になるくらい心強い存在になります
まとめ:あなたらしい歩みの第一歩
ステッキは、あなたの行動範囲を広げ、安心して日常を楽しむための大切なパートナーです。
最初の3日間を乗り越えれば、きっと「使ってよかった」と思えるはず。
自信と安心を胸に、あなたらしい一歩を踏み出してみてください。