記事:
おうちで滋養強壮できる かんたん参鶏湯
by Madam Mari
おうちで滋養強壮できる かんたん参鶏湯
by Madam Mari
~スーパーで手に入るお手頃食材で本格的な味わいに!~
日に日に寒さが増し、温かいスープが恋しくなる季節になりました。そんな時、私が特に好きなのは参鶏湯。
参鶏湯は韓国料理の中でも人気のスープですが、実は丸鶏を使わずに、手に入りやすい鶏モモ肉と手羽元で簡単に作れるのです。
手羽元は薬膳では、体に潤いを与え、血をつくる食材として知られています。血はお肌の乾燥やツヤにも関わるため、乾燥対策にも効果的。さらに、手羽元の骨からはカルシウムが溶け出し、骨の強度を高め、骨粗しょう症や骨折予防にもつながります。コラーゲンも豊富なので、美肌効果も期待できますよ。
薬膳の材料はお家にあればで構いませんが、ナツメやクコの実を加えると、さらに本格的な味わいに。ナツメは鉄分・ミネラルが豊富で、冷えの改善や血行促進に役立ちます。クコの実はビタミンや抗酸化物質が多く、アンチエイジングに効果的です。
では、4つのステップで簡単に作れる参鶏湯のレシピをご紹介します。
【材料(4人分)】
鶏モモ肉:1枚(250g前後)
手羽元:5本
米:25g
にんにく:2片
しょうが:10g
ねぎ:1/2~1本
塩(あれば天然塩):適宜
胡椒:適宜
<薬膳材料(あれば)>
ナツメ:2つ
八角:1片
クコの実:大さじ1(※妊娠・授乳中は避けましょう)
【作り方】
1.下準備
ネギは青い部分と白い部分に切り分ける。
青い部分は煮込み、白い部分は盛り付け用に薄切りかみじん切りに切る。
鶏モモ肉は一口サイズに切る。
2.下ゆで
大きめの鍋(直径12cm以上)に半分くらいまで水を入れて沸騰させる。
鶏モモ肉と、手羽元を鍋に入れて、表面が白くなったらざる上げし、アクを流水で洗い流す。 このひと手間を加えることで、臭みが取れて、すっきりとした味わいに。
3.煮込み
鍋に下茹でした鶏肉と、盛り付け用の白ネギ以外の材料をすべて入れる。
具材が浸る程度の水を加えて、中火にかけて沸騰したらアクを取り、40分~50分煮込む。
4.仕上げ
塩と胡椒で味を調え、器に盛り、白ネギを添えて出来上がり。
アツアツのスープで体を温めてくださいね。味変でゴマ油を加えると、コクが増して美味です。 韓国では夏に参鶏湯を食べて暑気払いするのが定番らしいので、冬に限らず、色々な季節でお楽しみいただければと思います。
ライター Mari
趣味は美味しいものを食べることとヨガ。
育児をきっかけに、家庭でも簡単で本格的な料理を追求するようになりました。WATAKI株式会社の5代目の夫をはじめ、家族の健康を内側からサポートしながら、“健康経営” に繋がることを目指しています。