初めてのステッキのつきかた

─ 目的に合わせて「自然につく」のが基本です ─
ステッキを使うとき、「足と一緒に出すのか?」「どっちの手で持つのか?」「歩き方が合っているのか不安…」という声をよく耳にします。
でもご安心ください。ステッキは正しい使い方を意識しすぎるよりも、ご自身の身体や目的に合った“自然な動き”を身につけることが何より大切です。
歩行が不安定な方は「2動作 or 3動作」が基本
リハビリ中の方や、歩行に不安のある方は、以下のような2動作または3動作のパターンが推奨されます。
■ 3動作(しっかり安定を求めたい方)
1.ステッキを出す
2.患側(痛みのある・弱い足)を出す
3.健側(しっかりした足)を出す
■ 2動作(少し安定させたい方)
1.ステッキと患側を同時に出す
2.健側を出す
これらは、バランスを保ちやすく、つまずきや転倒を防ぐ歩き方です。
少し身体を支えたい方は「自然につく」でOK
「歩行は安定しているけれど、少し手助けが欲しい」
「腰や膝に軽い痛みがある」
このような方は、通常の歩行時の“手の振り”に合わせて、ステッキを自然につくのが理想です。
歩いていて手が自然に前に出るタイミングで、そのままステッキを前に出す感覚を意識しましょう。
無理に動作を分けたり意識しすぎると、かえってぎこちなくなり、
・手と足が同時に出てしまう
・下ばかり見て前方への注意が散漫になる
など、思わぬ危険につながることもあります。
安全に歩くためのポイント
・ステッキは患側と反対の手で持つ
・視線はできるだけ前方に向ける
・疲れや痛みがある日は無理をせず、距離やペースを調整する
まとめ|「正しい歩き方」より「安心して歩ける感覚」を
ステッキのつき方に「絶対の正解」はありません。大切なのは、ご本人の身体状況や目的に合った使い方を見つけることです。
「正しく歩こう」と気負いすぎず、“自然に・安全に・楽に歩ける”感覚を大切にしてください。分からないことがあれば、ぜひお近くのKINDCARE店舗でご相談ください。
