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記事: 階段を上り下りする時、ステッキはどうついたらいいですか?

歩行サポート関連

階段を上り下りする時、ステッキはどうついたらいいですか?

階段の上り下り、ステッキはどう使えばいい?
─転倒予防のために知っておきたい安全な順序─

ステッキを使って階段を上る・下りる場面、意外と「どっちの足を先に?」「ステッキはいつ使う?」と迷いやすいものです。正しい順番を覚えておくことで、安心して階段を利用することができます。
特に膝や股関節などに痛みがある方、歩行に不安がある方は、以下の手順を参考にしてください。

◆ 階段を「上がる」ときのステッキの順番
階段を上がるときは、良い方の足に体重を乗せることを意識します。

基本の順序:
ステッキを一段上に乗せる
良い方(健側)の足を出す
痛みのある方(患側)の足を出す

この順番にすることで、体重をしっかり支えられる健側で身体を引き上げることができ、バランスを保ちやすくなります。

◆ 階段を「下りる」ときのステッキの順番
階段を下りるときは、痛い足に負担がかからないよう、先にステッキと患側を下ろすのがポイントです。

基本の順序:
ステッキを一段下におろす
痛みのある方(患側)の足を出す
良い方(健側)の足を出す

この順番にすることで、痛い足にかかる衝撃をステッキと健側がカバーし、転倒のリスクを軽減できます。

◆ 階段をスムーズに昇降できる方へ
階段を上り下りする際に、一段ごとに両足をそろえなくても歩ける方(=階段昇降が安定している方)は、左右交互でも問題ありません。ただし、その場合もステッキの使い方には十分注意し、常に体のバランスを保てることが前提です。

まとめ|階段では「良い足は上りに強く、悪い足は下りに弱い」
覚え方のコツとしては、
「上りは良い足が先」「下りは悪い足が先」
というフレーズを意識すると、ステッキと足の順番が自然と身につきます。
安全な歩行のために、急がず、一段一段、丁寧にステッキを活用してみてくださいね。