ステッキを持つ手は「右手、それとも左手?」
正しい持ち手と安全な使い方のポイント
ステッキ(ステッキ)は、足や膝に不安がある方の歩行を支えてくれる、頼もしいパートナーです。けれど、いざ使い始めると「どちらの手で持つのが正しいの?」と迷う方も多いのではないでしょうか。
基本のルール:「痛い脚と反対側の手で持つ」
原則として、痛みがある脚とは反対側の手でステッキを持つのが正しい使い方とされています。
たとえば――
右足が痛い → 左手にステッキを持つ
左足が痛い → 右手にステッキを持つ
この方法は、体のバランスを安定させ、痛む脚への負担を軽くするために最も効果的です。ステッキが体の重心をうまく支えることで、歩行が楽になります。
でも、「使いやすさ」も大切に
実際には、利き手ではない方でステッキを扱うことに不安を感じる方もいます。
「左手ではうまく支えられない」「ブレーキ付きステッキを操作しづらい」など、手の力や感覚には個人差があるため、必ずしも「正しい側」で使えるとは限りません。
そんな時は、自分にとって無理のない持ち方を優先しましょう。
迷ったときは専門家に相談を
整形外科医や理学療法士、福祉用具専門相談員などの専門家は、歩行姿勢やバランスを見ながら適切な使い方をアドバイスしてくれます。不安がある場合は、無理に自己判断せず、ぜひ相談してみましょう。