グリップの種類について
ステッキの「握り手」選びが、日々の快適さを左右する理由
~素材ごとの特徴と選び方のヒント~
ステッキを選ぶとき、長さや重さ、形だけでなく、実はとても重要なのがグリップ(握り手)の素材です。
毎日、手のひらに触れる部分だからこそ、使う人の手に「しっくり」くるものを選びたいもの。
この記事では、ステッキのグリップに使われる主な3つの素材の特徴と、選び方のヒントをご紹介します。
◆ ラバーグリップ:握力が弱い方にも安心

ラバー素材(ゴム製)のグリップは、しっかり手にフィットする滑りにくさが最大の魅力。
握力が弱くなってきた方でも、力を入れずに握れるため、長時間の使用でも手が疲れにくいという特徴があります。
ただし、ラバー素材は汗をかきやすい時期にはべたつきを感じることも。
夏場の使用が多い方は、手汗に配慮してコンフォートグリップを併用してもよいかもしれません。
◆ 木製グリップ:手にやさしい、あたたかみのある素材

木製のグリップは、手にふれたときの自然な温もりが魅力。滑らかで、時に艶やかな手触りは、使うたびにほっとするような心地よさがあります。また、木材にはそれぞれ風合いや色合いがあり、クラシカルで上品な印象を与えてくれます。
こんな方におすすめ:手のひらにナチュラルな質感を求める方
見た目や素材のぬくもりを大切にしたい方
注意点としては、落とすと傷つきやすいという点。
硬い床などにぶつけると凹みやすいため、取り扱いには少し気を遣う必要があります。
SLTステッキの木製グリップには傷がついた時に目立ちにくくする浸透性塗料を使用しています。
◆ アクリルグリップ:デザイン重視派におすすめ

アクリル製のグリップは、カラフルで美しいデザイン性が魅力です。透明感のある色合いや、ユニークな模様は、ファッション性を重視する方にぴったり。バッグやお洋服とのコーディネートを楽しみたい方には、特に人気があります。
また、素材としては比較的軽量なため、軽さを重視したい方にも向いています。
気をつけたいのは、アクリルは落下などで割れてしまう可能性があるため、取り扱いにはやや注意が必要です。
【代理購入の方へ】素材選びのコツ
ご本人が直接来店して試すことができる場合は、実際に握ってみて「これだな」と思えるグリップを選んでいただくのが一番安心です。一方、代理で購入される方は、
・握力や手の状態(筋力低下など)
・使用する場面(外出中心か、室内中心か)
・好みのテイスト(ナチュラル系/シンプル系/華やか系)
といったご本人の生活スタイルや感覚に寄り添って選ぶことが大切です。
迷った場合は、KINDCARE店舗のスタッフが細かくヒアリングし、最適な選択をサポートしてくれることも多いので、
ぜひお気軽にご相談ください。